弁護士に依頼して後悔するケースとしては、以下のようなものが考えられます。
このようなことにならず、納得・満足のいく弁護士の選び方をご紹介します。
弁護士に依頼をする前に、ぜひお読みいただければと思います。
少しでも疑問に思うことは、なんでも弁護士に聞いてみましょう。
その回答次第で、弁護士の「専門性」と「人間性」が見えてきます。
本当に専門性のある弁護士であれば、専門用語を使わずに噛みくだいて分かりやすく説明することができます。
法律の分野は、専門的ではありますが、人々の生活からかけ離れた分野ではありません。
医学などの他の専門分野と異なり、本来、噛みくだいて説明することがしやすい分野といえます。
もし、弁護士の説明が分かりにくいのであれば、それは、専門性がないか、分かってもらう気がないかのどちらかと言わざるをえません。
ときどき、「こんなことを弁護士に聞いていいのでしょうか?」と言われることがあります。
なんでも聞いていいですし、むしろ聞くべきです。
相談者は、弁護士に依頼するかどうかを決めなければなりません。
また、依頼した後は、弁護士が交渉した賠償金で、示談するか裁判するかなどをきめなければなりません。
そのような判断をするには、判断材料となる「情報」が必要不可欠です。
その情報を得るために、弁護士に相談や依頼をするわけですから、なんでも弁護士に聞きましょう。
交通事故に遭ったのが初めてで、なにをどう聞いたらよいのかが漠然としていて分からない方も、その漠然とした疑問や不安を弁護士にぶつけてみましょう。
交通事故の相談や依頼を数多く受けている弁護士であれば、相談者が何を知らないために、そのような疑問や不安を持っているのかが、経験上すぐに分かります。
漠然とした疑問や不安が解消される情報を弁護士が説明してくれるかも、弁護士の専門性を計る上では重要です。
相談者にとっては、自分に有利なことだけを説明する弁護士に依頼したくなるかもしれません。
しかし、依頼の後になって、不利なことを説明されるようなことがあると、「こんなはずじゃなかった」と弁護士に依頼したことを後悔する可能性があります。
当事務所では、依頼の前に、ご相談者に有利なことだけでなく、不利なこともご説明するようにしています。
そして、不利なことについては、それが不利な結果に結びつかないようにするためにできることをご説明いたします。
また、弁護士に依頼した場合に、解決までにかかる時間についても、依頼前に弁護士に聞いておきましょう。
保険会社は、できる限り支払い額を減らそうとします。
保険会社の言いなりになったり、言いなりに近いところで解決するならば、時間はかかりません。
もちろん、そういうわけにはいきませんので、粘り強く何度も交渉したり、場合によっては裁判をする必要があることもあります。
そのような場合には、解決までに時間がかかることになります。
また、問題となっているものによっては、かかる時間が異なることがあります。
たとえば、後遺障害等級が問題となっている場合は、後遺症を証明する検査の追加実施を医師にお願いするために、時間がかかることがよくあります。
ご自身の場合、どのような点が問題となり、そのために解決までどのくらい時間がかかるのかを、弁護士にしっかり聞いてみましょう。
人身事故では、治療をいつまで継続するべきか、適正な後遺障害等級を認定してもらうためにはどうすればよいかが問題になります。
その問題を解決するには、医学的知識が不可欠です。
その点で、「お医者さんとよく話し合ってください」としか言わない弁護士は、頼りになるとは言い難いです。
なぜなら、
という事案も散見されるからです。
このような場合に、適正な治療期間を認めてもらうためには、弁護士が、検査結果、医師の客観的な見解、医学文献をもとにして、保険会社と交渉する必要があります。
また、適正な後遺障害等級の認定を受けるためには、弁護士が医師に対して、後遺症を証明する検査の実施をお願いする必要があります。
相談時に、ケガの内容を弁護士に伝え、医学知識に基づいた方針の説明をしてもらえるかが重要なポイントです。
交通事故は、本来は、被害者と加害者の間で交渉や賠償金の支払いがなされるべきものです。
しかし、加害者が加入する保険会社が、加害者に代わって、交渉をし、賠償金の支払いをすることがほとんどです。
そのため、「被害者 対 加害者」というよりも、「被害者 対 保険会社」という構図となっているのが実情です。
弁護士選びにおいては、弁護士が被害者側に立って保険会社と徹底して交渉してもらえるか、が重要なポイントになります。
その点で、被害者側を専門とし、常に保険会社と徹底して交渉している弁護士に依頼することをおすすめします。
なお、保険会社から弁護士を紹介された場合は、その弁護士は保険会社から多くの仕事を紹介されていたり、加害者側の依頼を多く受けていたりすることがあります。
被害者としての思いや疑問を率直に弁護士にぶつけ、被害者側の立場に立って保険会社と徹底して交渉や裁判をしてもらえるかを十分に見極めることをおすすめします。
弁護士が扱える分野は、交通事故以外にも、離婚、相続、債務整理、刑事事件、労働事件、医療過誤・・・と非常に多岐にわたります。
分野ごとに必要な知識や経験は全く異なるので、交通事故を弁護士に依頼するにあたっては、その弁護士の交通事故事案の解決実績が豊富にあるかが重要です。
特に、人身事故では、ケガの内容によって、必要な医学知識が異なります。
ご自身と同じ内容のケガについて、過去、どのような事案を経験し、どのような解決を導いているかを見てみることをおすすめします。
賠償金の増額分よりも、弁護士にかかった費用の方が大きいようでは、弁護士に依頼するだけ損をしてしまうことになります。
弁護士に相談するときに、
「依頼しても費用倒れになることはありませんか?」
「費用倒れにはならない理由を具体的に教えてもらえますか?」
と聞いてみましょう。
(聞きにくいかもしれませんが、お金に関することですので、遠慮せずしっかり聞くべきです。)
人間性(誠実か、熱心かなど)や相性は、実際に会ってみないと分からないことが多いです。
当事務所では、電話、メール、オンラインでのご相談をお受けしていますが、ご依頼にあたっては、来所または当方の出張にて実際にお会いし、ご依頼いただくかをお決めいただいております。
無料相談のみでも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。
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